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雑穀の種類
あわ、ひえ、きび、もち麦などの雑穀の種類ごとの特徴や栄養価、活用方法について詳しく紹介します。

アワは、日本最古の穀物のひとつで、やさしい甘みとふんわりとした食感が特徴です。鉄分やビタミンB群を多く含み、貧血予防や美容にも効果的とされています。アレルゲンが少なく、離乳食にも適しています。

ひえは寒冷地でも育つ生命力の強い雑穀で、クセが少なくあっさりした味わいです。鉄分や亜鉛、食物繊維が豊富で、便秘や貧血対策にも効果が期待されます。

きびは黄色が特徴の雑穀で、ほんのりとした甘みとコクがあります。ポリフェノールや鉄分を含み、抗酸化作用や貧血予防に役立つとされ、美容面でも注目されています。

はと麦は漢方薬の原料にも使われる雑穀で、肌荒れ改善や美肌効果が期待されるヨクイニン成分を含みます。クセが少なく、スープやお粥にも合います。

大麦は食物繊維が豊富で、特にβ-グルカンと呼ばれる水溶性食物繊維が腸内環境を整え、血糖値の上昇を抑える働きがあります。プチプチとした食感も魅力です。

赤米は古代米の一種で、ポリフェノールの一種であるタンニンを含み、抗酸化作用があるとされています。やや硬めの食感で、噛むほどに甘みが広がります。

黒米は紫黒色の古代米で、色素成分であるアントシアニンが豊富に含まれています。抗酸化作用が高く、アンチエイジングや生活習慣病予防にも注目されています。

緑米は希少な古代米の一種で、もちもちした食感が特徴です。緑色はクロロフィル由来で、抗酸化作用や解毒作用が期待され、健康志向の方に人気があります。

キヌアは南米原産のスーパーフードで、必須アミノ酸をすべて含む「完全栄養食」として知られます。鉄分やカルシウムも豊富で、グルテンフリー食品としても人気です。

アマランサスは小粒ながら栄養価が高く、特にカルシウムや鉄、食物繊維が豊富です。プチプチとした食感が楽しめ、和洋中問わずさまざまな料理に使えます。

ソルガムはグルテンフリーで注目される雑穀で、穀物としての歴史も古く、世界中で食されています。抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれており、健康食品として人気です。

そばの実はそば粉の原料で、ルチンというポリフェノールを豊富に含み、血管を強くする作用があります。アレルギーを持つ人もいるため、取り扱いには注意が必要です。
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雑穀の種類


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雑穀十色【公式】
2025.08.26
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